「もし今の会社を辞めたら、俺は何ができるんだろう・・・?」
1級建築施工管理技士・Dさん(39歳)は転職相談会で履歴書のスキル欄を
なぜか埋められなかった、、、、
施工管理技士をしている人って自分の市場価値を過小評価してしまう傾向があるらしい・・・。
でも私はそうは思っていない・・・、実は業界を超えて通用するスキルが絶対にあるはずです。
━━ はじめに ━━
今回は、建築現場で施工管理をされているDさんの「現場でしか生きられない人間への恐怖」についてご紹介します。
Dさんは1級建築施工管理技士として16年のキャリアを持ち、現場の管理者として高い評価を受けています。
しかし最近、ある問いが頭から離れないといいます。
「もし今の会社を辞めたら、俺は何をすればいいんだろう」弱気の言葉ではありません。
長年ひとつの環境で専門性を磨き続けた人間が、ある時期に必ず向き合う、
キャリアの核心的な問いです。
Dさん/39歳・男性
1級建築施工管理技士
勤務先:中堅ゼネコン(従業員400名規模)
現場歴:入社16年目、RC造オフィスビルの新築工事を担当
家族構成:妻・子ども2人(小学生と保育園児)
悩み:現場以外では何もできない人間になってしまったのではないかという恐怖・不安を微かに抱く。
みこやまこの問い、私も何度も考えました。
「現場以外で私に何ができるのか」って。
転職する前は本当にわからなくて、
それが踏み出せない理由のひとつでもありました。
でも前職の経験は必ず転職先で活きる部分が
ありますので心配しないで下さいね。
「現場でしか生きられない」は思い込みだったと、
今は確信しています。
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ある転職相談会で、Dさんが気づいたこと
Dさんが転職について初めて真剣に考えたのは、知人の紹介で建設業の転職相談会に参加したときです。
「履歴書を書こうとしたら、スキル欄に何を書けばいいかわからなくなりました。
現場での経験はあるんですけど、それって『スキル』として書けるのかなって。
図面が読めます、工程管理ができますって書いても、
これは普通に施工管理をやってれば誰でもできることだよなって思って」
16年のキャリアを持つDさんが、自分のスキルを言語化できなかった。
施工管理技士が陥りやすい「自己評価の難しさ」をよく表しています。
「現場の仕事は当たり前にやってきたことだから、それがスキルだという感覚が薄いんですよね。毎日やってきたことが特別だと思えない」
「現場でしか通じない」という思い込みの正体
施工管理技士が自分のスキルを低く評価しがちな理由のひとつが「現場でしか使えない」という固定観念です。
しかし施工管理の仕事を分解してみると、どの業界でも通用するスキルの集合体であることがわかります。
工程管理とは、複数のタスクを期限内に完了させるプロジェクトマネジメントです。
IT業界でも製造業でも、このスキルを持つ人材は高く評価されます。
原価管理とは、予算と実績の差異をリアルタイムで把握し、コストを最適化するコスト管理能力です。
どの業界の管理職にとっても必須の能力です。
多職種・多業者との折衝力とは、利害が異なる複数のステークホルダーを調整するコミュニケーション能力です。
これは業界を超えた普遍的なスキルです。
さらに「突発的な問題をその場で解決する力」は、現場監督として毎日鍛えられてきた経験値そのものです。
教科書に載っていない問題を限られたリソースで解決してきた経験は、どの業界の管理職にとっても価値があります。
→ 施工管理のスキルが転職後も武器になる話は「No.28」で詳しく解説しています。
みこやま転職活動を始めたとき
「現場でやってきたことは特別じゃない」
と思ってました。
でもエージェントに
「工程管理を長年続けてきたって、
すごいことですよ」って言われて。
「そうなんですか?」
って聞き返してしまいました(笑)。
自分の仕事が当たり前すぎて、
価値が見えなくなってたんですよね。
外から見てもらわないと、
気づけないことって本当にあります。
「現場でしか生きられない」じゃなくて、
「現場しか知らなかっただけ」でした。
施工管理から転職できる先は、想像より幅広い
施工管理技士の経験が活かせる転職先は「現場監督の続き」だけではありません。
■ 建設業の中でのキャリア転換
ゼネコンから発注者側(デベロッパー・ハウスメーカー等の施設管理部門)への転換は、
現場監督としての経験が直接活きます。
発注者側は建物を管理・確認する立場のため、体への直接的な負荷が下がりながら施工管理の知識が必要とされます。
■ 建設業の周辺領域へのキャリア展開
建設コンサルティング会社では、施工管理の経験を持つ技術者を積極的に採用しています。
建材・建設機械メーカーの技術営業は、施工管理の現場知識があることが大きな武器になります。
「この製品を現場でどう使うか」をリアルに語れる営業担当者は、現場からの信頼を得やすいのです。
BIM・ICT関連のコンストラクションテック企業も、施工管理の現場経験を持つ人材を求めています。
現場での実務経験があってこそ語れる視点が、プロダクト開発や営業に活きます。
Dさんも「こんなに選択肢があるとは思わなかった。
現場の中にいると、外が見えなくなるんですよね」と話しています。
→ 施工管理からのキャリアパス全体像は「No.26」でまとめています。
みこやま転職しても過去の経験値は失われないので
必ず次の職種でも応用が利くと思いますね。
「この製品、あの現場で使ったやつだ」
って話が自然にできて、
お客さんから「詳しいですね」
って言ってもらえることがあって。
現場経験って思ってたより汎用性があるんですよ。
閉じたスキルじゃなかった。
ただ、それを知る機会が現場の中だけにいると
永遠に来ないんですよね。
「動けない」は、動き方を知らないだけかもしれない
Dさんが転職に踏み切れなかった最大の理由は
「外に出ても自分に何ができるかわからない」という不安でした。
しかし転職エージェントに相談してみて、その不安の正体がわかったといいます。
「エージェントの方に経歴を話したら、『Dさんのような方は需要があります』って言ってくれて。なんで?って思って聞いたら、1級施工管理技士で16年の実績があって、大規模RC造の経験があるのは市場では希少だって教えてもらって。自分では当たり前のことなのに、外からはそう見えるんだなと」
「現場でしか生きられない」という恐怖は、多くの場合「外を知らない」ことから生まれています。
外を知れば、その恐怖の大部分は思い込みだったとわかることが多いのです。
みこやま後は一歩踏み出す勇気です!
状況を劇的に好転させるためには
まず自分自身が動くことが一番の近道です!
応援しています!
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━━ 関連記事 ━━
・No.26「施工管理のキャリアは縦だけじゃない。横に広がる選択肢を知っていますか」
・No.27「施工管理の経験年数が転職市場でどう評価されるか、正直に教えます」
・No.28「施工管理の図面読み・原価管理・工程管理は、転職後も必ず武器になる」
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