施工管理の給料を時給換算した現実。固定残業代制・みなし残業制が現場監督の豊かさを蝕む実態【No,6】

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「建設は稼げる」と聞いて入ったのに、、、、子どもが生まれてから豊かさを感じなくなった、、、、                      1級建築施工管理技士・Fさん(33歳)が給与明細を時給換算して気づいた現実・・・。                        みなし残業制の落とし穴、年収より時給で転職を考えるべき理由を、Fさんの実体験をもとに解説します。

━━ はじめに ━━

今回は、建築現場で施工管理をされているFさんの「給料の実態」についてご紹介します。

Fさんは1級建築施工管理技士を持ち、年収は約580万円。

周りからは「建設って稼げるよね」と言われます。

しかし子どもが生まれて生活費が増えてから、なんとなく「割に合っていない」という感覚が拭えないといいます。

「年収の数字だけ見れば悪くないんですけど、豊かな感じがしないんですよねぇ・・・。なんでかなと思って計算してみたら、理由がよくわかりました・・・・。なんだか落ち込みます・・・・。」

Fさん/33歳・男性
1級建築施工管理技士
勤務先:大手ゼネコン子会社(従業員150名規模)
現場歴:入社10年目、商業施設の改修工事を担当
家族構成:妻・子ども1人(1歳)
悩み:年収は「高い」と言われるが、子どもが生まれてから生活が全然豊かに感じない

みこやま

私は子どもが生まれてから、
時間の価値が変わりました。

「お金より時間」ってよく聞く言葉ですが、
子どもの寝顔しか見られない日が続いたとき、
初めて本当の意味でそう思いました。

稼いでいるはずなのに豊かじゃない・・・、
この矛盾した感覚が、私が転職を考えたきっかけのひとつです。
Fさんの話は、当時の自分と重なります。

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目次

「稼げる」と聞いて入った業界で、10年後に気づいたこと

Fさんが建設業に進んだ理由のひとつに「建設は給料が高い」という情報がありました。

就活のときに見た求人票では、確かに他業種より高い年収が書かれていました。

「入ったら本当にそれなりの給料はもらえてたんで、不満はなかったんですよ。でも子どもが生まれて、貯金とか将来のこととか真剣に考えるようになって・・・。  それで、ふと計算してみたら」

Fさんはある休日の夜、去年の収入と実際の労働時間を計算してみました。

去年の年収:580万円
月収換算(賞与除く):約38万円
月の平均残業時間:約90時間(月の実働:約260時間)
時給換算:38万円 ÷ 260時間 ≒ 約1,460円

「正直、もっと高いと思ってました。コンビニのバイトの話がよく出ますが、確かにそういう話になりますよね」とFさんは苦笑します。

数字そのものより「これだけ働いて、これか」という感覚のギャップが、Fさんには大きかったようです。

→ 残業と給料の構造的な問題については「No.02」でBさんの事例を詳しくご紹介しています。

「年収が高い」と「豊かである」は違う

年収の数字は高くても、体感として豊かでない・・・・、この感覚には、いくつかの理由があります。

まず、使える時間がないことです。年収が高くても、残業90時間・休日出勤が月2〜3回という働き方では、

お金を使う時間も、家族と過ごす時間も取れません。収入と生活の質は、必ずしも比例しません。

次に、時間当たりの対価として見たときの割安感です。

Fさんの時給換算は約1,460円でした。

「時給1,460円で、一日12時間・週6日働いている」と言い換えることができます。

同じ時給でも労働時間が標準的な月160〜170時間なら、月収は約23〜25万円。

施工管理は「長時間働くことで年収を積み上げている」側面が大きいのです。

さらに、精神的・肉体的な消耗の大きさも「豊かさ」から引き算されます。

帰宅してから疲れ果てて何もできない、休日も疲労を抜くだけで終わる・・・。

この状態が続くと、お金があっても豊かさを感じにくくなります。

「みなし残業制」で損していないか

Fさんの会社は「固定残業代制」を採用しており、月45時間分の残業代が基本給に含まれています。しかし実際の残業は月90時間で、45時間を超えた分の残業代は実質出ていません。

「残業申請を出せるのが45時間までなんですよ。超えた分は現場管理費の範囲、って感じで処理されてて。会社的には管理職扱いって言い方もされます」

施工管理の求人を見るとき、「年収」だけでなく「実際の残業時間」「残業代の支払い方式」をセットで確認することが重要です。求人票だけでは見えてこない部分を、専門エージェントに確認することが有効です。

→ 転職エージェントを正しく使う方法は「No.15」で詳しく解説しています。

みこやま

「年収より時給で考えろ」、
これ転職活動を始めて初めて気づきました。

エージェントの方に言われたんですよ。
「年収600万で残業200時間と、
年収480万で残業30時間、
どっちが豊かかは人によって違います」って。

そりゃそうだろって思いましたが、
当時の私は年収の数字しか見てなかった。

大事なものが全部後回しになってたわけです。
時給で考え直すと、転職の判断基準がガラッと変わりますよ。

施工管理の「高い年収」はどういうときに本物か

誤解のないように伝えておきたいのですが、施工管理の給料が全て「時給換算で損だ」という話をしているわけではありません。

適切な残業代が支払われ、労働時間が適切にコントロールされている職場であれば、施工管理の給料は確かに高水準になります。

1級施工管理技士の資格と経験を持ち、適切な評価制度がある会社であれば、年収700万〜800万円という水準も現実的です。

そしてそれが月160〜180時間の労働で達成できているなら、時給換算でも十分な水準です。

問題は「年収が高い」ことではなく、「年収を時間で割ったときの単価」「失っている時間や健康」のバランスです。

「年収アップ」より「時給アップ」を目指す転職

転職を考えるとき、「年収アップ」だけを目標にするのは危険です。

年収が100万円上がっても、月の残業が50時間増えれば時給は下がるかもしれません。

たとえば年収560万円でも、月の残業が30時間以内の職場に移れたとすると月収約36万円、実働180時間で計算すると時給換算で約2,000円になります。

今より年収が下がっても時給は大幅にアップします。空いた時間で家族との時間が取れ、健康が改善され、趣味の時間が生まれる。こちらのほうが「豊か」ではないでしょうか。

Fさんも「時給の発想はなかったですね。年収だけ見てました。でも確かに、時間を含めて考えると全然違う話になりますね」と話します。

施工管理に特化した転職エージェントを使うと、求人票に書かれた年収だけでなく、実際の残業時間の傾向や、どのくらいの労働時間で年収が達成されているかまで、リアルな情報を教えてもらうことができます。

Fさんは今「年収は今と同程度か、少し下がってもいい。でも月の残業を半分以下にしたい」という条件で求人を探し始めています。その条件に合う求人が、複数候補として上がってきているそうです。

→ 実際に年収アップと残業削減を両立した事例は「No.13」で詳しくご紹介しています。

みこやま

後は一歩踏み出す勇気です!

状況を劇的に好転させるためには
まず自分自身が動くことが一番の近道です!

応援しています!

自分の時給が上がり家族との時間が増えたってことは、
自身の一日の時間が増えているということと同じことです。

働いている自分の日常は当たり前だと感じていながらも
定期的に改善と見直しは必要かと思います。

エージェントに無料相談するだけでも
何かしら気付きがあるかもしれませんね!

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