【2026年版】長信ジャパンGP980Xペルチェファンレビュー!通常ファン(GFX)と温度差を徹底比較

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「空調服を着ているのにまだ暑い」、 「もう一段階涼しくなりたい」

そんな声に応えて登場したのが、

ファンとペルチェ素子冷却プレートを一体化した長信ジャパンのGP980Xペルチェ一体型ファンです。

2025年に登場した初代GP980(28V対応)から2026年にGP980X(30V対応)へと進化し、より幅広いバッテリーと組み合わせられるようになりました。

ただし「ペルチェ付き空調服」は通常の空調服と根本的に違う特性があり、

正しく理解せずに選ぶと「思っていたのと違った」となりやすい製品です。

この記事では、GP980Xの仕組み・スペック・旧GP980との違い・GFXとの実用比較・稼働時間の実態・向いている人と向いていない人まで正直に解説します。

目次

ペルチェ素子とは何か?通常ファンと何が根本的に違うのか

空調服の冷却メカニズム(通常ファン)

GFXなどの通常ファンが採用する冷却原理は「気化熱」です。

ファンが外気を取り込み、ウェア内を空気が通過する際に体の汗が蒸発し、その気化熱で体温を下げます。

外気を取り込んでいるため、涼しくなれる限界は「外気温」に依存します。

猛暑日に体感温度が37℃の場所にいれば、ウェア内に取り込まれる空気も37℃付近です。

ペルチェ素子が加わるとどうなるか

ペルチェ素子は電気を流すと一方の面が冷却され、もう一方の面が発熱する半導体素子です。

GP980Xはファンの背面にペルチェ素子と冷却プレート(直径70mm)が一体化しており、電気を通すことでプレート自体を冷却します。

この冷却プレートが背中のウェア穴部分に接することで、体に直接「冷たさ」を届けることができます。

「外気温に関係なく、プレート自体が冷たい」という、通常ファンにはない物理的な冷却が加わります。

通常ファン(GFX): 外気を取り込む ・・・汗を蒸発させる ・・・ 体感温度を下げる(気化熱)
GP980X(ペルチェ付き): 外気を取り込む(気化熱)+冷却プレートが体を直接冷やす(接触冷却)

この2段階の冷却が「空調服なのに冷たい」という体感を生みます。

長信ジャパン GP980X 2026年モデルのスペック

基本仕様

項目GP980X(2026年モデル)
対応電圧DC6〜30V
モーターブラシレスモーター
本体サイズ直径107mm×D43mm
対応ウェア穴直径90mm
重量約160g/個(2個で計約320g)
冷却プレートサイズ直径70mm
冷却効果環境温度-25℃(環境温度35℃・無負荷時)
取付方法ネジ式
保証15ヶ月
対応バッテリーGB430系全種・GB428系全種・GB424

旧モデルGP980との変更点

比較項目GP980(2025年モデル)GP980X(2026年モデル)
対応電圧DC10〜28VDC6〜30V
対応バッテリーGB428・GB428PDのみGB430系全種+GB428系+GB424
冷却プレート直径70mm直径70mm(同一)
冷却効果環境温度-25℃環境温度-25℃(同一)
本体サイズΦ107×D44mmΦ107×D43mm(1mm薄型化)
重量約160g/個約160g/個(同一)

GP980からGP980Xへの変更は冷却性能の向上ではなく、

30V対応バッテリー(GB430シリーズ)での使用が可能になった点が最大の違いです。

旧GP980を持っている方に「冷却が強くなった」という変化は生じません。

「環境温度-25℃」の正しい理解

⚠️ この数値を誤解すると期待と現実がズレます。

-25℃の意味 環境温度(外気温)35℃の条件下で、冷却プレートに何も負荷がかかっていない無負荷状態でのプレート表面温度が-25℃(=35℃-25℃=10℃付近)になるという値です。

着用時の実態 実際に体に当たった状態では、体から発せられる熱がプレートに伝わるため、プレート温度は無負荷時より上がります。「背中が10℃になる」という意味ではありません。それでも通常ファンにはない「冷たさ」が体感でき、猛暑日の屋外で「背中にひんやりした板が当たっている感覚」が得られると評されています。

GP980X(ペルチェ付き)vs GFX(通常ファン)の実用比較

冷却感の違い

比較軸GFX(通常ファン)GP980X(ペルチェ付き)
涼しさの原理気化熱(汗の蒸発)気化熱+接触冷却(プレートが冷たい)
体感「風が通って涼しい」「風が通って涼しい+背中が冷たい」
猛暑日の効果外気が熱いと限界があるプレートが直接冷やすため外気温の影響を受けにくい
汗をかいていないとき効果が弱くなりやすいプレート冷却は汗に依存しないため一定の効果

バッテリー消耗速度の違い(最大の注意点)

ペルチェ素子は電力消費が大きく、これがGP980Xを選ぶ際の最大のトレードオフです。

動作モード稼働時間(GB428使用時・16V)
ファンのみ(ペルチェOFF)約10.5時間
LOWモード(ペルチェON)約3〜3.2時間
HIGHモード(ペルチェON)約3〜3.5時間

⚠️ HIGHモード・LOWモードともに、ペルチェをONにすると稼働時間が通常の約1/3になります。

GB430PDと組み合わせた場合(93Wh・GB428の93÷84.7倍)は稼働時間が伸びますが、それでもペルチェON時はGFX単体より大幅に短くなることを想定してください。

現場での現実的な運用イメージ:
最も暑い時間帯(昼前後の2〜3時間)だけHIGHモードを使い、それ以外はファンのみ(ペルチェOFF)に切り替える使い方が実用的です。一日中HIGHモードを使い続けることはバッテリー容量的に困難です。

GP980Xのデメリット・注意点

重量が通常ファンの約1.6倍

GFXが1個あたり約100g(2個で約200g)なのに対し、GP980Xは1個あたり約160g(2個で約320g)です。

通常ファンより2個合計で約120g重くなります。長時間着用では差が積み重なります。

ハイバック対応ウェアが推奨

販売店によってはGP980Xを「ハイバック専用デバイス」として案内しています。

ペルチェの冷却プレートが背中に直接当たる構造のため、ファンが背中上部(ハイバック位置)にあるほど冷却プレートが体幹に近くなり冷却効果が高まるからです。

サイドバックファン対応ウェアに取り付けても動作はしますが、ハイバック構造のウェアが最適です。

取り付け対応ウェアの確認が必要

GP980Xの対応ウェア穴径は90mmで、GFXと同じです。

ただしペルチェ付きのため奥行き(D43mm)が増しており、ウェアによってはファン取り付け部分との干渉が起きる場合があります。

購入前に使用予定ウェアのファン取り付け部の構造を確認してください。

冷却プレートの発熱面(外側)の管理

ペルチェ素子は冷却と同時に反対面が発熱します。

GP980Xでは発熱面が外側(ウェアの外)に向いているため、発熱がウェアの外に放出される設計になっています。

ただし使用環境(狭い場所・日光が当たる状況)によっては注意が必要です。

GP980Xに合うウェアとバッテリーの選び方

推奨の組み合わせ

GP980X+GB430PD+ハイバックファン対応ウェア(90mm穴)

これが2026年の標準的なGP980X推奨構成です。

GB430PDはUSB-C PD45W対応のため、スマホ・タブレット充電も兼ねられます。

GP980X+GB428PD(旧バッテリー流用)+ハイバックウェア

GP980XはGB428PDとも互換性があります。

旧バッテリーを持っている方がGP980Xだけ新調する場合も使用可能です。

ただし稼働時間はGB430PDより短くなります。

長信ジャパン GP980X+GB430PD ペルチェフルセット

長信ジャパン GB430PD+GFX 30Vセット

まとめ|GP980Xが必要な人・GFXで十分な人の見極め方

GP980Xが必要な人

・猛暑日の炎天下での長時間作業で「通常の空調服では限界を感じている」
・熱中症リスクが高い職種・環境(製鉄・鉄筋・アスファルト工事など)
・最も暑い数時間だけペルチェを使い、その後はファンのみに切り替える使い方ができる
・バッテリーを2台以上持ちできる体制がある(ペルチェ使用でバッテリー消費が速いため)
・汗をかく前の時間帯でも体を積極的に冷やしたい

GFX(通常ファン)で十分な人

・真夏の屋外で「涼しい」を求める一般的な作業・レジャー用途
・一日中同じバッテリーで使い続けたい(長時間稼働が最優先)
・バッテリーは1台で運用したい
・重量増(約120g)を感じたくない
・価格差を抑えたい

空調服として最初の一台を選ぶ場合は、まず通常ファン(GFX+GB430PD)で試し

「まだ暑い」と感じたときにGP980Xへの移行を検討するというアプローチが現実的です。

長信ジャパン GP980X+GB430PD ペルチェフルセット

長信ジャパン GB430PD+GFX 30Vセット

長信ジャパン GB430PD バッテリー単品

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